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 2026.10. 1 一般化線形モデル(種分布モデル)を使って推定した硫酸還元菌の生息マップをAIに入力→下水道管の腐食リスクを予測。東北大の成果。
 2026. 9.17 実験的に移植された心臓の生物学的年齢は、移植者の年齢に急速に同化する。(ザックリ言うと)米ハーバード大と、Altos Labsの成果。
 2026. 9.10 北海道大学とニトリは「部屋の"雰囲気"をAIが数値化」したと発表。活性化ステアリングの商業化と捉えると、肚落ちする。
 2026. 9.10 米オープンAIが、以下を証明したと主張:外力を巧妙に工夫すれば、3次元非圧縮NS方程式には、有限時間で特異点が発生する(⇓)。
 2026. 9. 7 ねずみ(ラット)も「うんめぇ」と言いながら、チョコを食べている(かもしれない)らしい。福井大学の成果。可愛すぎる🐀
 2026. 9. 1 ignis scientiae、illumina mundum 痺れますね。
 2026. 9. 1 ダークマター粒子が見つかったと期待させる事象が観測された。「テラ電子ボルト粒子天体物理学」会議@山形県天童市にて発表。
 2026. 8.20 呼気の圧力変化と呼気・吸気の温度変化を検出することに成功。呼吸器疾患のモニタリングに使える。名大の成果。着想の起点が知りたい。
 2026. 8.17 「輪番割当の5/6予想」が計算機支援証明で肯定的に解決。京大の成果。エルデシュの不一致問題以来の理論後追いケースとなるか。
 2026. 7.25 26年のエルニーニョは、過去150年で最大らしい。このため、27年夏は記録的な暑さになると予想されている。都心で45℃に?
 2026. 7.16 金属中の水素が、古典的に振る舞うか?量子的に振る舞うか?は、金属結晶の対称性の高低に左右されることが明らかに。東大の成果。
 2026. 7.13 非接触で聴覚を誘発できることをスナネズミで実証。鼓膜を通して、赤外レーザー光を蝸牛に照射する。同志社大・慶大の成果。
 2026. 7. 7 水分子(液体)の配列構造から温度が予測できることが発見された。大阪大学の成果。ヒトでは無理だが、人工NNだと予測できる。
 2026. 7. 3 (プラットフォームとしては割と定番な)ベンサミアナ・タバコで、免疫応答に不可欠な「ヒト白血球型抗原」の産生に成功。筑波大と理科大の成果。
 2026. 7. 2 外力を受け流すことで、高靭性を実現するエラストマーが開発された。大阪大学の成果。灘神影流の「弾丸すべり」みたいで面白い。
 2026. 6.19 PINNsで音声を合成することに成功。長岡技術科学大学の成果。
 2026. 6.12 デュアルオレキシン受容体拮抗薬による『悪夢のリスク因子』を多変量ロジ回帰により同定。宮崎大の成果。(該拮抗薬はPTSDにおける汎化の抑制にも使えるはず)
 2026. 5.27 現存しないが「物理的にアリエル」植物種の微細構造を生成。名大の成果。モード崩壊を防ぐ工夫を凝らした上で「合成データ」で学習した深層生成モデルを使用。
 2026. 5.27 「E8は例外型リー群のラスボスだから宇宙に選ばれた&Tadpole条件(エネルギー最小化)」で3世代が、"ほぼ自然"に出現。湯川階層もCP破れもクリア。デスよね?
 2026. 5.21 計時で量子性が消失=時間の重ね合わせが消え、古典的な時間が復活👏 該シナリオ真偽が実験で検証可能に? 九大等の成果(?)。
 2026. 5.12 境界層の剥離抑制ではない新たな空力抵抗低減策を実証。乱流遷移を遅らせる。東北大の成果。焼野藍子先生は猿橋賞を受賞できるだろうか。
 2026. 4.30 マウスを対象としたマルチオミクス解析により、運動模倣薬の候補が同定された。神戸大学の成果。ヒトでも成り立つか?
 2026. 4.21 カオス軌道の輸送構造をデータから抽出。九大の成果。カオス軌道←DMD(動的モード分解)で最適制御(輸送)問題解く←DMDはデータ駆動で支配的モードを決定可。
 2026. 4. 6 がん細胞と鳥類の始原生殖細胞の「血管外遊出」が比較解析され、重要な知見が得られた。九大の成果。ADC、TPD(⤵)含めて🗾の抗がん剤パイプラインは豊潤。
 2026. 4. 3 愛媛大他が標的タンパク質分解薬の研究基盤を拡張。BTW,「それ無理と言われた」KRAS G12D変異タンパク質を標的とするASP3082は、第3相試験へ(for膵腺癌)。
 2026. 3.16 英オックスフォード大Tim Palmerは「AI気象予報」に関してコメントし(natureに掲載)、Rational Quantum Mechanics論文が、PNASに掲載。八面六臂。
 2026. 2.20 2次元に閉じ込められた単層氷がフェロアキシャル秩序を示すことが発見された。静岡大他の成果。ただでさえ珍しい同秩序が、水分子でというところが渋い。
 2026. 2.13 神経研究所⊕東北大により、個別化デジタルツイン脳が開発された。脳への介入効果が事前に予測可能。もちろん、精神科領域での医療用だが・・・。
 2026. 2. 5 すい臓がん細胞の驚くべき性質が明らかに。都健康長寿研他の成果。足場がない環境でも増殖能あり。1個の細胞から同時に3個に増える。
 2026. 2. 3 О(URANS×AI|PC)=О(DNS|スパコン)×0.55%。東北大の成果。Psi Quantum他に、指数加速が否定された(25年12月@arXiv)量子CFD、益々ピンチ?
 2026. 1.29 柔らか素材に当たる液滴の最大衝突力を、様々な条件下・環境下で、統一的に記述することに成功。東京農工大学他の成果。応用幅は極めて広い。
 2026. 1.29 魚の鮮度予測モデルを開発。北大の成果。流通経路において鮮度をリアルタイムで提供可→魚類輸出の促進貢献が期待できる。
 2026. 1.22 シュレーディンガーの猫が、少し太った🙀 重さは、17万ダルトン(~10-22kg)。墺ウィーン大学の成果。
 2026. 1. 7 加D-Waveが米Quantum Circuits(モダリティ:超伝導)をUS$550milで買収した(株式300+現金250)。そう、デュアルレール符号化で有名なQuantum Circuits。
 2025.12.24 病変部に(幹)細胞を所望パターンで配置できるマイクロマシンを、産総研と兵庫医大が開発。移動手段=内視鏡ガイド+磁力操作。材料=蛋白質+磁性体。
 2025.12.12 {(視覚特徴量,生理反応,言語データ)Ⓧ潜在ディリクレ配分法(事後分布のベイズ推定法)↦トピック分類}=「感情概念」を表現可能な座組。NAISTと阪大の成果。
 2025.12. 5 ハッブル・テンションの実在可能性高まる。東大の成果。日本における宇宙物理学は、高レベルをキープ→ノーベル"物理学"賞の枯渇は、杞憂。
 2025.12. 2 プチプチ(気泡緩衝材)の破裂音を音源とした異物検出装置の異物位置推定誤差は、2%程度。芝浦工大・東京都市大の成果。東方定助のスタンドとは無関係。
 2025.11.26 肌同様、脳にも「曲がり角」。英ケンブリッジ大他の成果。主要変曲点は、9、32、66、83歳に現れる(と論文にあるが、66歳は主要までには見えない|図4c)。
 2025.11.21 Wavyトランスフォーマー。海洋研究開発機構の成果。トランスフォーマー↔拡散方程式⇆波動方程式↔Wavyトランスフォーマー。まさに、物理しか勝たん。
 2025.11.12 各シナプスにタグを付け、動態等を包括的に解析することに成功。新潟大他の成果。脳オルガノイドを使ったバイオ・コンピューター研究を促進できるか?
 2025.11. 7 人工地震データで学習したAIが、人工地震の発生時刻を高精度に予測した。京大の成果。データ次第だが、リアル地震の予測可能性を期待させる。
 2025.10.21 植物由来の生分解性キレート剤が、花崗岩の透水性を最大数十倍に改善。東北大+独研究機関の成果。豊富ながら利用困難だった地熱資源の活用が進むと期待される。
 2025.10.17 重症鈍的外傷において高FFP輸血が有効である患者を、機械学習モデル(因果フォレスト)を使って同定。京府医と京大の成果。意識レベルが因子・・・興味深い。
 2025.10. 2 (縦横無尽な活躍から90年代に「現代」のニュートンと呼ばれた仏物理学者)ド・ジャン(最近は、ド・ジェンヌと発音するらしい)の物理的直観が、数学的に証明された。阪大の成果。
 2025. 9.27 √(27092025)=5205、√(09272025)=3045。グローバル平方dateというらしい。日付を、27/9/2025と表記しても、9/27/2025と表記しても平方根が整数。
 2025. 9.25 深部超臨界流体の動態を初めて3次元的に可視化。東大の成果。‖ 京大他×地熱系3次元逆問題byPINNsはこちら。
 2025. 9.16 偉大な先達の存在もあるだろうか。日本の宇宙物理学は、変わらず、世界トップ級と思われる。
 2025. 8.18 チョコレートの風味特性は再現可能と確認。英ノッティンガム大他の成果@nature microbiology。pH、温度及び、細菌と真菌の両方を含む微生物叢の構成が鍵。
 2025. 7.29 高次相互作用を自然に組み込み可能な人工NNが提案された。京大・北大の成果。情報幾何学的には、パラメータ化された統計多様体上で定義されるNN。
 2025. 7.16 48番目の血液型「グワダ陰性」が発見された。現在、地球上に1人しか存在していない。グワダ=カリブ海に浮かぶ仏領グアドループ島出身者。
 2025. 7.14 端Terra Quantumが、負性容量トランジスタを工学的に初めて実現。SS係数<30mV/桁(MOSFETの理論限界は60;室温)。桁=電流10倍。強誘電体の材料は?
 2025. 6.29 シンプルに、Silverthreadは、面白い。
 2025. 6.16 臓器間の"相互通信"が、老化を加速させるらしい。国立循環器病研究センター他の研究成果。単一臓器における障害や疾患が、相互通信経由で、全身に波及する。
 2025. 6.13 電場印加でカカオバターの「Ⅴ型への多型転移」を促進可能。広島大の成果。結晶多型は6つあり、Ⅴ型にすることが肝。追油が減るので、カカオ豆不足対策にも。
 2025. 6. 2 プラズマ乱流内に、新しい構造が存在した。量子情報理論の概念を導入した結果、明らかに。核融合科学研究所他の成果。やはり、流体解析は量子加速可能か?
 2025. 5.31 ベインキャピタルが田辺三菱製薬を、如何にブーストさせるのか興味がある。
 2025. 5.29 空中にリアル触感を生み出す超音波技術が開発された。NTTと東大の成果。技術的に面白いので、マネタイズに注目(第三者とコラボしないと難しいだろう)。
 2025. 5.14 米連邦巡回控訴裁判所は、CrisperCas9に関するPTABの22年判断を取り消した(12日付け)。コンセプションの定義が「更新された」と理解して良いのだろうか?
 2025. 5. 8 FQAOAを改良したアルゴリズムを「電力需要ポートフォリオ最適化問題」に適用して、精度を約10倍改善。阪大とTISの成果。日本では稀、欧米では盛んなテーマ。
 2025. 5. 7 複数のエッジAIが通信を行い、学習データを共有することで、協調制御が実現された。東京大学の成果。
 2025. 4.17 SNSプラットフォーム毎に学習を行わなくても、LLMとゼロショット予測により、会話脱線現象を十分な精度で予測可能なことが示された。筑波大の成果。
 2025. 4.15 一般化した内部接続システムをディラック構造を使ってNNで表現したモデルは、マルチフィジックス系を解釈可能な形で学習できた。北大・早大・神戸大の成果。
 2025. 4. 8 マウスを用いた実験で、喉に新たな感覚器官が発見された。咳や嚥下を司る。京都府立医科大・理研の成果。
 2025. 4. 8 冬に妊娠して生まれた子供は、肥満リスクが低い(褐色脂肪の活性が高い)ことが明らかに。東北大他の成果。本当に?
 2025. 4. 8 人が記憶するときに脳内で起こる「タンパク質の集合」をシミュレートすることに、成功。京大・藤田医科大の成果。
 2025. 3.14 生成AIによる医薬品設計において、新規性と実現性を両立させ、かつ多目的最適化を満たすことに成功。横浜市立大・理研の成果。承認済抗がん剤を再現できた。
 2025. 3. 4 2種類のアミノ酸だけで高活性人工酵素を構築することに成功。東京科学大と金沢大の成果。
 2025. 3. 4 せん断増粘流体を破砕流体として用いることで、水圧破砕において、クラックを多方向に造ることができた。東北大の成果。
 2025. 2.25 H2をHe液滴に閉じ込め、液体水素が超流動になることを実験的に確認。理研・金沢大の成果。露ヴィタリー・ギンツブルグが1972年に予想していたらしい。
 2025. 2.17 米特許商標庁の特許審判部(PTAB)が、米Zapataが出願していた特許(変分量子アルゴリズム)に対する審査官の拒絶を破棄(2/11付)。Zapataは、24年10月に事業停止。
 2025. 1.24 酵素=生体触媒の働きを模した"人工"触媒による、癌細胞の増殖抑制をマウスで確認。東大・千葉大の成果。ヒストンのアセチル化を正常に保つ。
 2025. 1.24 米国による輸出規制にもかかわらず、DeepSeek-R1のようなLLMを中国が開発できたことを、どう解釈すべきか?
 2025. 1.16 浅部地下氷が豊富に存在する可能性が高い場所@火星が、周氷河地形@地球をアナロジーとして推定された。岡山大・高知大・東科大の成果。
 2025. 1. 9 パイロットコーポレーション「おなまえ上手」のようなイノベーションは、ドクターグリップやフリクションボールよりも、重要である。
 2025. 1. 7 全道路長の1.6%程度にワイヤレス給電システムを敷設すれば、EVは無限走行できることが導出。東大生産研の成果。サンプルは、埼玉県川越市。
 2024.12.27 高出力Cバンドの古典通信路(30.2km)を使った量子テレポーテーションが実証された。伝送速度は400Gbps。米ノースウェスタン大学他の成果。
 2024.12.19 通信プロトコルまで含めた量子プログラム(つまり、量子回路図)の「自動」形式検証が可能になった。ツールも開発・実証済。JAISTの成果。
 2024.12.16 成体マウスの脳で新しく作られた神経細胞の正常な発達に、腸内菌叢の存在が必要であることが発見された。東大の成果。
 2024.12. 9 レヴィ分布を含む確率分布の効率的な確率ローディングに成功。HaiquとHSBCの成果。こちらを参照。
 2024.12. 6 エンタングルメント・スワッピングを使わずに、2つの離れた粒子をエンタングルメントできることが明らかに。
 2024.12. 3 猫は、腎臓病が"進行"すると尿臭が薄くなることが、明らかに。岩手大の成果。猫砂を使って高精度に識別できるようになれば良いかも。
 2024.11.28 量子スピン系の磁気転移において、パーコレーション理論の有効性が実証された。東北大他の成果。カゴメ格子状の量子磁性体で実証した。
 2024.11.15 患者の癌細胞を、線維芽細胞・血管内皮細胞と共に体外で3次元培養することに成功。阪大他の成果。個別化医療への貢献が期待される。
 2024.11.11 便秘は、特発性間質性肺炎の死亡リスク因子であることが同定された。浜松医科大学の成果。
 2024.11. 7 無機結晶化学の経験則を数理計画問題として定式化した数理結晶化学が提案された。東大の成果。KANとの相性が良さそう。
 2024.10.18 Vスコア・・・マーケティング的センスは感じられない。コンバトラー・インデックスとかのが、良くないですか?
 2024.10.15 好奇心駆動型の探索方法を導入した強化学習を使って、対話型AIの性能(タスクの成功率)を向上させた。東北大の成果。
 2024.10.14 韓国Qunova ComputingがNISQで化学的精度(1kcal/mol)を達成したと、欧米ニュースサイトが報道(達成されたのは6月)。信憑性は薄い?
 2024.10.11 第3種超伝導体を量子ビットに使用するインパクトが全く理解できていないが、ネイティブにトポロジカル保護されるのだろうか。
 2024.10.11 膜(brane)であれば、10次元のみが量子重力において特別であることがわかった。静岡大の成果。M理論"祭り"が、始まるか?/ウィッテンは本当に凄い。
 2024.10. 2 「衝突被害軽減ブレーキは、非居眠り運転事故では効果的である一方、居眠り運転事故では効果は限定的」という分析結果を、広島大が発表。
 2024. 9.25 木材腐巧菌は、脳や(視覚)神経系がないにも関わらず、図形を認識しているかもしれないという。東北大の成果。
 2024. 9.24 CNN支援で「ナスカの地上絵」303個を新発見。山形大とIBMの成果。CNN=特徴量抽出器(ResNet50|ImageNetで事前学習)+分類器、Focal損失。他に工夫多数。
 2024. 9.13 熱の流れは、気体と液体が共存する状態で、液体を気体の上に(重力に抗って)浮上させることが発見された。茨城大・京大の成果。
 2024. 9. 5 多超立方体符号は、凄いかも。理研の成果。デコーダーを併せて開発している-さすがに、μ秒では復号しないでしょうが。
 2024. 9. 3 リブレットで表面摩擦抵抗が減る仕組みの説明(日経17面)は、致命的に間違っている。
 2024. 8.19 セブン&アイ・ホールディングスへの買収提案。痺れますね。
 2024. 8.14 GoogleがAI卓球ロボットを製作。卓球をシミュレートしたデータで学習、初見のヒト相手に29戦13勝。初心者には全勝。上級者には、全敗。
 2024. 7.31 低軌道衛星通信(スペースXのスターリンク)を用いた遠隔ロボット手術(ただし縫合や結紮)が、通常ロボット手術と同等と確認。阪大の成果。
 2024. 7.30 インタラクティブなボリュメトリック・ディスプレイ・システムが開発された。宇都宮大・JVCケンウッドの成果。サイズは10cmキューブ。
 2024. 7. 9 最大10kWの排熱を2.5m先まで無電力で輸送することに成功。名古屋大学の成果。
 2024. 7. 5 7/19開催されるスタートアップW杯2024東京予選。(ファイナリスト11社の中で)ピンと来たのは、Yuimedi。
 2024. 7. 2 アテンションの独自性が中庸である企業の財務業績が高いという結果・・・国際比較(orNASDAQ⇌NYSE)して欲しい。慶大・早大・一橋大の成果。
 2024. 6.19 分割宇宙アプローチを応用、原始重力波計算の大幅な簡素化に成功。高エネ研・京大・名大の成果。拘束条件の成立要件に対する気づきが、キモに。
 2024. 6.13 組合せ遷移問題を近似的に解くことが、PSPACE困難であるか?にかかる仮説を肯定的に証明。国立情報学研究所とサイバーエージェントAI Labの成果。
 2024. 6. 7 西日本における冬季極端降水量の多寡と、「3年先まで精度良く予測可能なグローバル気候変動成分」との間に強い相関を実証。九大の成果。
 2024. 5.30 カオス軌道を逐次ジャンプさせた軌道には、より効率的かつ堅牢な軌道が存在することを実証。北大・九大他の成果。対象は、地球-月円制限三体問題。
 2024. 5.16 ケンブリッジ大他が年輪を使って調べた、過去2千年に渡る6~8月平均気温の変動がエグい(nature掲載@5/14)。明らかに1850年頃から⤴。
 2024. 5.14 日本の淡明細胞型腎細胞がんの72%で、SBS12という変異シグネチャが検出。Cancer Grand Challengeによる研究結果。他国(英,加,伯,露,泰etc)では2%程度。
 2024. 5.14 102オーダーの論理量子ビット数で、TNに対し量子優位発現と推定:Clifford+T、表面符号(符号距離17~25)、物理誤り率10-3。対象は強相関系。東大・阪大の成果。
 2024. 5.10 「協調的な狩猟」に高度な認知能力は不要。名大・東大の成果。単純なルールのみ設定した、深層強化学習によるシミュレーションで実証。
 2024. 5. 8 金魚にも、人と同様の空間識失調が生じることが発見された。中部大の成果。航空機事故原因の約3割は、空間識失調らしい。
 2024. 5. 2 より遠隔の身体部位を(ベイズ推定における)事前分布に対応付けた方が、より速く学習できることが示された。静岡大の成果。脳はベイズ推定を行っている。
 2024. 5. 2 Sachdev-Ye-Kitaev模型を劇的に簡略化した模型でも、スクランブリングの性質を有することが示された。京大の成果。
 2024. 4.20 格子暗号を多項式時間で解読したと主張する(清華大の)論文@4/10は、4/18に(予想通り)撤回された。600名以上の暗号研究者が検証に参加。
 2024. 4.17 薬剤耐性菌が、人社会を越えて、自然界にも拡散しているらしい。北海道大・岐阜大・札幌医科大・神戸大・鳥取大の成果。
 2024. 3.26 吉岡里帆さんのラジオ番組(J-Wave)@23年12月10日で知った動物言語学の鈴木俊貴准教授は、湯川先生や山中先生に比肩すると思う。
 2024. 3.21 JAMSTECはシグネチャを使って、大気鉛直構造の推定を高精度に行った。詳細はこちら
 2024. 3.12 日本は、非従来型超伝導研究で強いが、中国も迫っている?←ニッケル酸化物の超伝導転移温度が高い理由を、阪大・鳥取大が解明。
 2024. 2.19 EPFL「LLMは化学の質問に驚く程優れた性能を発揮」(2/9)に比べ、東大「transformerはキラリティの認識が苦手」は、弱く感じる。
 2024. 2. 5 爆轟速度よりも流入速度が速い条件に、安定解が存在することが分かった。東北大の成果。衝撃波が発生しない航空機エンジンが開発できるかも。
 2024. 1.19 人工RNAの設計を支援する、深層生成モデルが開発された。早大の成果。生成モデルは変分自己符号化器で、共分散モデルと組み合わせた。
 2024. 1.12 熱的揺らぎに由来しない量子粘性が超流体に存在するのならば、確かに興味深い。大阪公立大が実験検証を提案。
 2024. 1.11 氷で19個目の結晶多型がシミュレーションによって発見された。岡山大の成果。ナノチューブの中では、最密充填構造の氷が存在しうる。
 2023.12.19 「小さな渦の挙動が、大きな渦の挙動に支配される現象」に現れる臨界スケールは、レイノルズ数に依存する。東京理科大他の成果。
 2023.12. 7 ハーバード大・QuEra他は、48論理量子ビットで、損益分岐点を超えたと発表(ただし、実用的なアプリではない)。モダリティは中性原子。
 2023.12. 7 仏Qubit Pharmaceuticalsは、40論理量子ビットに対して、正確な古典シミュレーションを成功させた、と発表。ソルボンヌ大との共同成果。
 2023.12. 5 超伝導×「回路細断+パウリ・ノイズに変換+読み出し誤り抑制」≒イオントラップ/200。東大の成果。オーバーヘッドとスピードの戦い。
 2023.11.25 ゼンショーHDの増資は、シェルフ・オファリングと見做してよいのだろう。発行登録制度は、使い勝手が悪いのだろうか?
 2023.11.16 米トーマス・ジェファーソン国立加速器機関他が、3次位相ゲートを実現させ、連続量の量子光を使った万能型量子計算に必要な要素が全て揃った。
 2023.10.30 住山×アクセンチュア(Drago5 Tokyo)によるダウンレス・ダウン・ジャケットは、伊藤忠商事にとっては、悔しいだろう。
 2023.10.23 多変数多項式暗号の困難性は、MQ問題他に依拠すると予想されているに過ぎないらしい。同方式署名は、NIST第3ラウンドには含まれていない(補欠候補)。
 2023.10.17 東工大が、GPT-4は化学研究に使えるかを検証。マイクロソフトの「P対NP問題の証明スキーマを誘導可能か・・・」対比で、ビジョンが物足りない。
 2023. 9.28 分子研・大森教授グループが、量子シミュレーションを指数加速。モダリティ競争は、決着ついた感。しかし、日本は、全振りできないだろう。
 2023. 9.26 AI✖ヒトで、高温強度が向上する熱処理ルートを考案。NIMS・名大の成果。強化学習(モンテカルロ木探索)を使って見出したルートを、ヒトが改良。
 2023. 9.14 焼灼治療した肝癌の予後予測でSurvTrace>DeepSurvと発表。東大の成果。同グループが、SVR後の発癌予測でもSurvTrace>DeepSurvを示している。
 2023. 8.18 モンテカルロ木探索とRNN(GRU)を使ったSMILES生成器「ChemTS」を並列化したver2が、横浜市立大他により無償公開。並列化に対応して、報酬関数も変形。
 2023. 8.14 ミューオンg-2実験精査結果(途中)は、標準理論は正しい可能性を示唆[nature briefing(11日付け)]。一方、標準理論修正も[日経13日付け]←根拠は?
 2023. 7.12 「折り畳み可能なタンパク質」は、約1万個存在することが明らかに。生命創成探究センター他の成果。そのほとんどは、自然界に存在していない。
 2023. 6.30 実測データには全く依存しない、シミュレーションのみによる(発電用ガスタービンの)デジタルツインが実現した。東北大の成果。
 2023. 6.26 9番目のデデキント数が計算された。独ドレスデン工科大の成果。形式概念分析で自由分配束の対称性を発見→利用して、計算量を大幅削減。
 2023. 6.23 コスモHD株主総会で防衛策導入が可決された。MoMの趣旨から言えば、単純に、MoMを買収成立条件にすれば、十分ではないだろうか。
 2023. 6.12 (超伝導方式)量子コンピューターの制御用集積回路で発生するノイズの発生起源を特定。産総研の成果。原子位置の微小な乱れが原因だった。
 2023. 6. 5 がん微小環境下で有効なヒット化合物が、植物成分から見つかった。ターゲットは、すい臓がん。富山大・名大の成果。まだ植物から見つかるとは!
 2023. 6. 1 米IonQは「量子認知モデルを量子H/Wで実装」と公式ブログに投稿。量子確率を用いる同モデルが、人の認知行動をうまく表現できることは、実証済。
 2023. 5.22 米QCIは「感情によって引き起こされる心理的パターンに基づいて行動予測を行うAIを開発している」ミリオンウェイズを買収する意向を示した。
 2023. 5.12 パーキンソン病患者と健常者を、発話で"見分ける"ことができる特徴量が見出された:動詞の割合、格助詞の分散、フィラー等の6つ。名大の成果。
 2023. 5.11 肝門部領域胆管がんに対して、術後経過への影響を最小化する術中出血量の安全域が明らかにされた。名大の成果。課題設定が素晴らしい!
 2023. 5. 9 条件を強く制限した上で、「パラレルワールドの両サイドにおいて、刺激への反応に大差はない」ことが証明された。筑波大の成果。
 2023. 4.17 物理定数の調整も可能な、標準モデルを包摂する「新物理」を探索可能な枠組みが、提示された。名大他の成果。
 2023. 4. 7 エネルギーの期待値が十分大きければ、古典力学と量子力学の結果は一致することが示された。静岡大学の成果。
 2023. 4. 4 「宇宙の標準理論は破綻している」可能性が示唆された。国立天文台・東大の成果。日本における観測的宇宙論の未来は明るい! らしい。
 2023. 3.30 潤滑剤の分子運動を表現する機械学習モデルを構築。分子形状が異なっても、分子運動から摩擦特性を推定可能に。慶大・仙台高専の成果。
 2023. 3.23 阪大・富士通の手法。(正確ではないが)魔法状態の蒸留回数を減らせるアーキ(H/W-efficient)。誤り訂正はビットフリップだけか? いずれにしても注目。
 2023. 3.22 株式市場も、20年前からサッポロHDを不動産業と見做している。3Dインベストメント・パートナーズの主張は的外れであるが、戦略的に狡猾ではある。
 2023. 3.20 50代男性・ユーチューブ視聴回数ランキング2位のチャネルが、乃木坂46。女性の1位がスノーマン・・・テレビ局にとって、サプライズではないのだろうか?
 2023. 3.17 失明に至る網膜疾患の在宅モニタリングを可能とするOCTチップを開発している英スタートアップSiloton、興味深い。
 2023. 3. 7 アールト大・清華大により、カーネル多項式展開法とテンソルネットワークに基づいた、非エルミート多体系のスペクトル関数に対する数値解法が提案された。
 2023. 2.17 ポンプの運転と停止を周期的に繰り返すことで、流体移動にかかるコストが最大22%削減可能だと示された。沖縄科学技術大学院大学の成果。
 2023. 2.14 摺動している「変形表面」から生じる摩擦信号を、機械学習(遺伝的アルゴリズムで分析)することにより、損傷部位を特定・回避する技術が開発された。東北大・名大の成果。
 2023. 2. 9 九州大学・筑波大学の研究者によって、100%液体で出来たレーザー光源が開発された。
 2023. 2. 3 腹部大動脈瘤の治療薬を創出する可能性が示唆された。近畿大の成果。
 2023. 1.27 Ashiraseは、ビジネス・ディベロップメントのセンスが良い。ホンダは侮れない。
 2023. 1.24 過剰パラメータ・アーキテクチャが機能する「暗黙的正則化仮説」を、エネルギー曲面にある極小値の近傍が「特定の構造」を持つ場合に証明。東大の成果。
 2023. 1.20 1台のサーバのみで秘密計算の実現が可能であることを実証。東京理科大の成果。ただし、1台では計算量的安全性しか保証されない(2台以上で情報理論的安全性を保証)。
 2023. 1.20 笠真生教授(プリンストン大)と高柳匡教授(京大)は、将来確実に、ノーベル物理学賞を受賞するだろう。
 2023. 1. 6 マウスを対象に「低糖質・高タンパク食は、記憶能力を低下させる」ことが発見された。群馬大学の成果。
 2023. 1. 6 マウスを対象に「"過去の肥満"は自然免疫系に長期間記憶される。それが、晩年の神経炎症性疾患を惹起する」ことが発見された。京大の成果。
 2023. 1. 3 米国成人対象、新技術の善悪意識調査(22年4月)が面白かった。NFT(善23%/悪40%)、メタバース(25/34)、ブロックチェーン(39/21)、AI(43/31)、量子計算機(59/12)。
 2022.12.27 中国・ドイツ・スペインの研究者は、NP困難な最適化問題であるタンパク質折り畳み問題をNISQで解いたと発表(arXivに投稿)。断熱ショートカットを使った。
 2022.12.23 中国の研究者が、QAOAを使用して261980999226229を10qubitで素因数分解した。ここから、RSA-2048を372qubitのNISQで解読可と推量。IBM Ospreyは既に433qubit!
 2022.12.21 非運動性細菌のコロニー成長過程において、細胞の向きが揃わない点(トポロジカル欠陥)があると、その点で三次元成長が促進されることを発見。東大の成果。
 2022.12.10 [現地時間]米上院が、量子コンピューティング・サイバーセキュリティ準備法を可決。
 2022.12. 9 [現地時間]ホワイトハウス、量子情報科学の専門家15人を国家量子イニシアチブ諮問委員会(NQIAC)に任命。NQIACは、どの連邦機関よりも上と強調。
 2022.12. 9 2兆℃を超えてもクォークは閉じ込め。虚数角速度を導入して、クォーク・グルーオン閉じ込め相のポテンシャルエネルギーを計算した東大の成果。ゼットンの火球は1兆℃。
 2022.12. 8 レーザにおけるカオス的遍歴を用いて強化学習が実現できることを世界で初めて実証。埼玉大と東大の成果。多腕バンディット問題を解いた。
 2022.12. 8 ジャフコ自社株TOB不実施・・・条件を細かく弄ることができる日本の公開買い付け制度に、改めて、設計変更のタイミングが来ているのでは?
 2022.12. 1 理化学研究所が、PINN(Physics-Informedニューラルネットワーク)による地殻変動解析を実施。
 2022.12. 1 不完全な酸化状態の形成には2種類以上の分子が必要という常識を覆し、1種類の分子で創り出した。熊本大・分子研の成果。
 2022.11.30 エネルギー核座標微分を1ステップの有限差分で計算可能に。大阪公立大の成果。古典アルゴリズムより高速な、分子構造最適化向け量子アルゴリズムを実現できる。
 2022.11.29 高温超伝導において、磁気が大きな役割を果たしているという予測を、ミューオンによる測定で裏付け。原子力機構・茨城大・京大・東工大の成果。
 2022.11.21 構造を制御した固体酸化物材料に外部電位を与えることで「理論上」は、CO2を選択的に吸着・脱離させることができることが示された。早大の成果。
 2022.11.16 フィンランドIQM他が、新しい超伝導qubitユニモンを提案(Nat.Commun.公開日は12日)。回路構成工夫でデコヒーレンスに対応するフラクソニウムの改良型。2qubitゲート実装は未達。
 2022.11.15 ALBERTは、アクセンチュアによるTOBが成立したと発表。アクセンチュアの議決権比率は90%超となり、特別支配株主による株式等売渡請求による完全子会社化がなされるのだろう。
 2022.11.10 超音波が、血糖値上昇を抑制することが発見された。国立精神・神経医療研究センターの成果。HbA1c低値群、低年齢(58歳以下)群では抑制効果は観察されない(p値で判断)。
 2022.11. 8 東芝が開発した「滑る超音波透過シート」は、面白い。
 2022.11. 8 日本語話者と英語話者との真理述語の使用における差異を発見。JAISTの成果。日本人は真理よりも道徳を重視するという解釈も可能で、興味深い。
 2022.11. 2 ベルヌーイシフト写像実装に有用な最良値を得るために用いられた手法は、原始根に関するArtinの予想が「真である」ことを仮定しているのだろうか。
 2022.11. 1 アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症を、描画動作解析という非侵襲な手段で鑑別することに成功。筑波大の成果。
 2022.10.31 山川-Zandry論文は、Aaronson-Ambainis予想の反例を示しているという理解で良いのだろうか?→No。山Zは探索問題、AAは決定問題。
 2022.10.27 量子コンピュータのスケーラビリティ問題を解消する新手法を開発。墺インスブルック大の成果。論理qubitのパリティを物理qubitに符号化する。
 2022.10.26 ヘリカル朝永ラッティンジャー液体のラッティンジャー・パラメータを0.21~0.33で制御。南洋理工大の成果。パラフェルミオンによるトポロジカル量子計算を狙う。
 2022.10.24 脳のようにランダムなニューロンとシナプスだけで動作するNNの構築に成功。京大の成果。脳の学習をサンプリングと捉えたことが鍵。
 2022.10.19 小さな2次元格子疎水性極性タンパク質モデルの場合「変数間の依存関係は、局所的にツリー」と見做す平均場近似(空洞法)が良い結果を導く。名大の成果。
 2022.10.15 法務省が全判決のDB化検討に着手。しかし、過去判決は含まれない(予定)。リーガルスケープがサポートしている?
 2022.10.13 固体系で(中性原子に続き)マルチパータイト・エンタングルメントを超伝導素子で生成。アリゾナ州立大・浙江大学の成果。量子多体傷跡(QMBS)状態を使った。
 2022.10. 4 ニールス・ボーアの受賞から100年後に、量子情報科学にノーベル物理学賞が贈られたことは、大変興味深い。
 2022. 9.30 量子誤り訂正符号では想定していない、時間的空間的に相関を持つエラーを低オーバーヘッドで推定する手法が開発された。九大・東大・NTTの成果。
 2022. 9.30 flying qubitに対する、測定・制御を開発。東大の成果。浮遊電子に対して、超伝導量子回路若しくは、トラップイオンを媒介に測定・制御を実行する。
 2022. 9.30 スパコンを使って、エンジンの摺動部摩耗と焼付き発生部位の予測に成功。東北大とホンダの成果。混相流体と構造体の連成解析手法を新たに開発した。
 2022. 9.30 細胞の集まりからリーダーが生まれる仕組みを解明。京大の成果。仮足を伸ばすという物理的因子から始まりHGFとERKの正帰還が、特異な機能を発現させる。
 2022. 9.30 シジュウカラが、2語を1つにまとめる力を持っていることが確認された。京大の成果。人間だけが持っている能力と考えられていた。
 2022. 9.29 癌が肝臓に転移する機構(の一部)が明らかに。阪公立大の成果。癌細胞が肝類洞内皮細胞と相互作用することで隙間をつくり、そこから実質内に侵入する。
 2022. 9.27 注意機構付きNNを、RNN(LSTM)で置き換えると、画像認識精度が向上することが発見された。立教大の成果。ただし、処理速度は遅い。
 2022. 9.26 「人間とCNNの視覚処理は、一部で本質的に異なり、自動運転等で重大な事故を誘発する恐れがある」という研究成果が、ヨーク大から発表された(8月11日)。
 2022. 9.21 2次元格子上のt-t'ハバードモデルを記述する数十万セットの汎関数繰り込み群方程式を、深層学習を使って4つの方程式に低減した。伊ボローニャ大の成果。
 2022. 9.16 化学反応システムを統一的に捉える理論を構築。(非平衡)化学反応→非線形構成式→ルジャンドル変換→ヘッケ幾何学、と連想。東大の成果。
 2022. 9.16 非平衡開放系において、ボーズ・アインシュタイン凝縮の観測に成功。従来の予想とは異なる振る舞いを示す。東大の成果。
 2022. 9.12 絵画の配色には、自然風景とは異なる、固有の特徴が存在する。豊橋技術科学大学の成果。
 2022. 9. 9 機械学習(Factorization Machines)を使って「性能指数」をIsing形式で強引に表現し、フォトニック結晶構造最適化問題へのQA適用に成功。京大・慶大・早大の成果。
 2022. 9. 8 銅酸化物高温超伝導体において「銅原子と酸素原子との電荷移動遷移エネルギー差と、超伝導の強さに逆相関がある」ことがわかった。オックスフォード大他の成果。
 2022. 9. 2 量子相転移発現による、磁区(強磁性ドメイン)全体にわたる量子もつれを発見。独ドレスデン工科大学の成果。数千個の原子がエンタングルメントを起こしている。
 2022. 8.30 over-biddingの影響か、価格はやや高めかもしれないが、ベインキャピタル×オリンパス科学事業のディールは、良いディールだと思う。
 2022. 8.25 光共振器を使って、最大14個のエンタングル光子が生成された。独マックス・プランク研究所の成果。光量子方式測定型量子コンピュータのスケールアップにつながる。
 2022. 8.25 シリコンでは「1+2」ゲートで、誤り訂正QECに困難が生じる。3ゲートだと回避できるが、実施例がなかった。理研他が、トフォリ(正確にはiトフォリ)ゲートでQECを実施した。
 2022. 8.18 導波路内の音響波でqubitの古典対応(phi-bit)を作成し、CNOTゲート様の動作を成功させた。アリゾナ大の成果。ゲート方式量子コンピュータが古典的に「エミュレート」できるようになる。
 2022. 8. 9 中性原子方式で、CNOTゲートをナノ秒オーダーで操作することに成功。日本の分子科学研究所の成果。遅いが「玉に瑕」だったはずの中性原子方式が最速になった。
 2022. 8. 3 物理qubitよりフィデリティが高い論理qubitを作成することに成功。Quantinuumの成果。損益分岐点越えが見えてきた?
 2022. 8. 1 イオントラップ方式において、同じイオン種でコヒーレントに変換可能なデュアルタイプqubitの実現可能性が示された。清華大学の成果(Nature Physicsに掲載)。
 2022. 7.22 「量子もつれによって、時間が自発的に生まれる」ドジッター宇宙のホログラフィー原理が、3次元まで到達。京大・阪大の成果。
 2022. 7.22 重力の実在性の破れを検証する方法が提案された。九大・名大の成果。非実在性がどこまで巨視的な系でも成り立つかは、確かに興味を惹かれる。
 2022. 7.21 挑発を受けると攻撃的になる脳内の仕組みが解明された(外側手綱核から背側縫線核への興奮性入力)。筑波大・慶大・東北大の成果。
 2022. 7.21 心の場所が解明? マウスの脳内神経ネットワーク内で、双方向の接続が特に強い部分が、意識に重要とされる領域で構成されることが示された。東大の成果。
 2022. 7.21 悲しみと喜びの感情は、シーソー関係にあることが判明。金沢大学の成果。
 2022. 7.14 シンプルな誤り'抑制'法を導入した新しい変分アルゴリズムが開発され、NISQデバイスにて、CO2の共鳴振動状態が高精度に計算された。東大の成果。
 2022. 7.13 集団AHPにおける戦略的操作を、数理的手法で扱った研究結果が示された。学習院大学の成果。結果自体は、常識的なものだが、今後の進展が期待される。
 2022. 7.11 中国科学技術大学(藩建偉)がETHZに続き、(超伝導回路で)表面符号での誤り訂正実行に成功。但しボゾニック符号では既達の「損益分岐点」は未達。
 2022. 7. 7 3次元の量子スピン液体の存在が、パイロクロア磁石で確認されたらしい。米ライス大・フロリダ州立大、独マックスプランク研究所の成果。
 2022. 7. 7 従来手法に比べて精密な、量子多体計算が可能になる、新しい量子誤り'抑制'方法が提案された。東大・阪大・産総研の成果。
 2022. 7. 7 自動運転システムの安全性に強い数学的保証を与える理論が開発された。国立情報学研究所の成果。
 2022. 7. 6 イスラエルのWeebit Nanoが、Leti Innovation Daysにおいて、ReRAM IPモジュールの公開デモを行ったらしい。Letiは、仏原子力庁の付属研究機関。
 2022. 6.25 VQAを使って、(楕円型を含む)偏微分方程式が効率的に解けることが示された。A*STARの成果。サイエンティフィック・レポートに掲載。
 2022. 6.23 豪SQCが、シリコン量子ドットで原子を捕捉し、有機化合物をエミュレートすることに成功。量子コンピューター勝者の有力候補になったか。
 2022. 6.22 量子機械学習では、古典機械学習より指数関数的に学習が速いケースがあることを、原理実証実験で証明。GoogleのAIブログに掲載。
 2022. 6.20 データが特異性を持つ(滑らかでない)場合、深層学習が非深層法に優越することが証明された。東大の成果。神経接核による解釈が可能であろうか?
 2022. 6.17 (CAM系の手法を活用して)モデル細胞が「薬剤に応答して変形した」情報のみによる、薬効予測技術の開発に成功。名大の成果。
 2022. 6.16 冷却原子と光導波路の座組(~冷却原子型QC)で、朝永・ラッティンジャー液体のスピン・電荷分離がシミュレートされた。米ライス大の成果。
 2022. 6.15 ヤン・バクスタ-方程式を用いた浅層量子回路の設計方法が提案された。米パシフィックノースウェスト国立研究所・Q-Nextの成果。
 2022. 6.13 酸化ハフニウム系強誘電体を用いたリザバー・コンピューティングにより、95.9%の認識精度での音声認識に成功。東大の成果。
 2022. 6. 6 SPAC上場批判が喧しい状況下、米国のイオントラップ方式量子コンピューター開発企業IonQが、1934 年証券取引所法違反で集団訴訟を起こされた。
 2022. 6. 6 がんを判別可能なDNA液滴を作製。東工大・東北大の成果。このニュースは、リザーバ・コンピューティングの文脈で捉えると理解しやすいだろう。
 2022. 5.30 単純な自然言語の数理モデルRMLでは、相転移が起きない(=無秩序文字列から、文法構造を持つ文字列は、突然現れない)ことを証明。東大の成果。
 2022. 5.30 「解空間全体を探索可能なスピンのペアを同定→当該ペア反転→局所最適解に留まらない」イジングマシン向けアルゴリズムを開発。早大の成果。
 2022. 5.28 日本株式市場の低ボラティリティ・アノマリーをプロスペクト理論で説明できる可能性を示した論文が、21年度証券アナリストジャーナル賞大賞に選ばれた。
 2022. 5.25 酵素を用いないmRNAの完全化学合成法を開発された。感染症ワクチン、癌ワクチン、再生医療等への応用が期待される。名大の成果。
 2022. 5.20 生体呼気による個人認証が、平均97.8%の高精度で達成された。九大・名大・東大他の成果。
 2022. 5.17 量子ホール系のエッジチャネルが、初期宇宙のシミュレータとして使用可能であることが示された。 東北大・名大・九大の成果。
 2022. 5.16 物理的に無意味な状態を捨てるという誤り抑制でも、(NISQでの)励起状態の計算精度・確度は、相当向上することが示された。東大の成果
 2022. 5.10 量子液晶が、非従来型超伝導の研究とつながった(量子液晶の量子臨界点が、高温超電導をもたらしている)。東大の成果
 2022. 5.10 入力のデータ構造及び読み取り順序に工夫を凝らした、RNNとTransformerを組み合わせたAIが、不定積分を高精度に実行した。慶大の成果。
 2022. 4.27 量子メモリ群の持つ復元力で自動的に誤り訂正するという量子誤り訂正法が実証された。NISQを光で繋ぐ分散型FTQCを実現に繋がる。横国大の成果
 2022. 4.27 人間の認知機能の一つである、メタ記憶の機能を持つNNが創られた。名古屋大学の成果。近々、電気羊の夢が見れるだろうか?
 2022. 4.26 有限温度では「特殊な(例えば、トポロジカルな)」&「3者間の」量子エンタングルメントしか存在しえないことが示された。理研・慶應大の成果。
 2022. 4.22 敵対的学習(による深層生成モデル)を用いて、本物そっくりな脳活動データを作ることに成功した。立教大・慶應大・岡山大の成果。ロボットに心が宿るか?
 2022. 4.20 健診での糖尿病指摘後に、受診しない人を規定する特徴量をラッソ回帰で推定したところ4つで十分だった(従来モデルは13個。AUCで比較、p値<0.001)。東大の成果。
 2022. 4.20 昨年12.22にあげた「路線価に基づいた相続財産の評価が妥当か」案件で、最高裁が例外規定の適用を認めた。残念ながら、曖昧さは残ったまま。
 2022. 4.13 「グレブナ-基底を用いた等価性判定を行うことで、(グラフ表現を用いて記述された)演算回路の機能検証を行う」技術が、不正検出に応用された。東北大学の成果。
 2022. 4. 5 実材料の位相緩和時間(T2)に対する代数的表現が発見された。東北大、シカゴ大、アルゴンヌ研究所の成果。
 2022. 4. 1 格子手術に対応可能な復号アルゴリズムが提案された。論理量子ビット間の演算中に生じる誤り訂正が可能になると期待される。慶應大学他の成果。
 2022. 4. 1 統計的に近似した関数を計算する「古典的」手法によって(現状の)QAでは難しい、大規模な組み合わせ最適化問題を解くことに成功。尚、従来のSAよりも速い。東北大学他の成果。
 2022. 3.28 観測データのノイズの大きさと比べて、3%の大きさの制御入力を与えることで、気象制御が可能になることが示唆された。理研の成果。
 2022. 3.25 ベイズ最適化を用いた機械学習により、相変化メモリ設計の鍵となる物性を特定することができた。東北大学の成果。
 2022. 3.24 未知酵素発見が可能な機械学習モデルと、代謝工学とを結びつけることにより、植物由来医薬品原料の微生物生産に成功した。神戸大学他の成果。
 2022. 3.22 隠れ因子の推定過程をチャート化することで、超音波画像の診断根拠を説明可能な、AIが開発された。理研と昭和大学の成果。
 2022. 3.18 新しい誤り抑制手法を採用することで、量子誤り訂正と量子誤り抑制を組み合わせたハイブリッド方式の効率が向上した(ハイブリッド方式の有効性は既に示されていた。)。
 2022. 3.16 連続的場の量子論において、「非可逆的対称性」を持つ模型を構築する系統的な手法が、イジング模型に存在する「非可逆的対称性」の構成を一般化することにより見出された。東大の成果。
 2022. 3.16 ノイマン型境界条件が課された、円領域上の修正ヘルムホルツ方程式について、真の解への指数的収束を示された。公立はこだて未来大学、九大、北大の成果。
 2022. 3.15 筑波大学が、歪み画像を用いる個人認証システムを提案した。ユーザーは、多くの歪んだ画像から自分が「歪ませた」画像を選択することで個人認証を行なう。
 2022. 3. 3 「線状ノ-ド型」かつ「高速」なディラック電子が超伝導体中での発見された。マヨラナ粒子の発見にもつながると期待されている。広島大学の成果。
 2022. 2.17 癌の影響を受けた間質細胞が、さらに他の細胞に影響を与え、癌を守っていることが明らかになった。岡山大学の成果。
 2022. 2.15 新しい強相関電子系であるツイスト二層グラフェンには、SU(4)対称性が存在することが示された。名古屋大学の成果。高温超伝導のメカニズム解明につながることが期待される。
 2022. 2.15 推量問題を解くために必要な最小な推量試行数で、推量問題の難しさを定量化するというアプローチが提案された。早稲田大学の成果。量子情報理論への応用が期待される。
 2022. 2.14 イジングマシンに有色雑音を入力することで、組み合わせ最適化問題の解を、より効率的に見つけられることが示された。レッドノイズが最も貢献する。東大の成果。
 2022. 2.10 多体の相互作用存在下における2体関係を、2体の要素の軌跡データから推定できることが示唆された。移動エントロピーを分解した相乗情報量を用いる。北海道大学の成果。
 2022. 1.20 超伝導系とイオントラップ系に続きシリコン量子ビットでも、十分な忠実度でNOTゲートとCNOTゲート(つまり万能ゲート)のユニバーサル操作が実現。理研の成果。
 2021.12.24 太陽熱で、安定的に木質チップから水素を製造できる装置(デュアルチャンバー流動床ガス化炉)が開発された。京大の成果。
 2021.12.24 脂質ナノ粒子を送達媒体とすることで、筋ジストロフィーに対するゲノム編集治療の効果が向上した。京大と武田薬品の成果。
 2021.12.22 ホモロジ-群とチェイン複体(の短完全列)を使用した反応ネットワークの縮約[理研の成果]は、CNNの高速化や精度向上に繋がるのだろうか。
 2021.12.22 路線価に基づいた相続財産の評価が妥当か?という訴訟案件は、おそらく射程も長く、興味深い。
 2021.12.22 光通信波長で動作する光ファイバ結合型量子光源が開発された「東大の成果]。モジュールと光ファイバ光学系だけで量子コンピュータが実現できる。
 2021.12.16 鳥が行っており、ライト兄弟の時代からあった概念とは言え、変形する飛行機というアイデアは面白い。日本が活躍できる分野だろう。
 2021.12. 9 Qボール崩壊に伴う重力波の観測は(もちろん成功すれば)、超対称性理論の初めての物証という捉え方も可能だろう。
 2021.11.15 回路構成の変更なしに、様々な種類の計算を複数ステップ実行できる「光量子プロセッサ」が開発された。東大の研究成果。
 2021.11. 5 量子重ね合わせを使えば(理論上は)、古典系における「白石-齊藤-田崎限界」を越えられることが示された。電通大・理研の研究成果。
 2021.11. 2 自律型AI開発の一里塚と考えられる「失敗から行動の意図を推定する」手法が提案された。JAISTの成果。
 2021.11. 1 ミクロ経済学の知見を活かして「がん細胞の呼吸を説明可能」な新しい数理モデルが構築されたが、医学的にはSo what?の域を出ていないと思われる。
 2021.10.18 大阪大学の研究グループは、深層学習によって、電子スピン量子ビット状態の高精度(99%以上の精度)推定に成功した。
 2021.10.15 頭部傾斜角と視距離を計測することで、背骨形状の変化を推定する眼鏡。この発想は、面白い。ベンチャーと東北大学医学部の成果。
 2021.10.13 機械学習(エラスティック・ネット!)でDFTより、1.3億倍早く(超原子価ヨウ素の)結合エネルギーを予測。千葉大学の研究成果。
 2021.10. 8 アミンとCO2とを常温常圧で反応させて、1ステップで、多孔性金属錯体を合成できる手法が開発された。理研と巨大の研究成果。
 2021. 9.30 「事業を開発支援し、そこに融資する」三井住友信託の真似は難しいが、方向性としては、明らかに正しい。
 2021. 9.27 graph構造に対するDLで化合物の物性を予測。アミノ酸配列からDLでタンパク質の物性を予測。それらと薬理的知識とを融合して、創薬を支援するAIが開発された。九大 et al.の成果。
 2021. 9.21 PFNは、皮脂RNA・年齢・性別情報を入力とする機械学習モデル(Extremely Randomized Trees)によって、パーキンソン病が判別できることを示した。
 2021. 9. 2 量子位相差推定法は量子化学計算では有効だろうが、金融における速い量子モンテカルロ法では、そもそも位相推定法を使わないので、影響はないだろう。
 2021. 8.25 ボルツマンマシンでタンパク質デザインを実行する枠組みを、名古屋大学が提案。
 2021. 8.24 熱平衡化現象は、コンピュータが可能などんな計算や数学的課題でも解くことが出来る!
 2021. 8.23 エッジデバイス向けに、「枝刈り」されていながら、計算効率が高いCNN推論処理を実行可能なアーキテクチャを、東工大 et al.が開発。
 2021. 8. 6 量子アニーリング法と深層ボルツマンマシンとの対応関係が(間接的に)見い出された。深層学習で組み合わせ最適化問題を解決することが、今後主流になるだろう。
 2021. 8. 3 東京医科大学と東京慈恵会医科大学は、気道上皮細胞由来エクソソームをTGF-βと共に肺線維化細胞に添加すると、線維化進展を抑制することを発見した。
 2021. 7.27 セレブラスの特大半導体という発想は、(日本では曲解されている)「デザイン思考」の好例である。
 2021. 7.26 量子回路を使った機械学習では、本質的に過学習が抑制されることを、電気通信大学の研究者が証明した。
 2021. 7.20 名古屋大学の研究により、基質たんぱく質群の「架橋修飾反応の制御」が、IPFの新たな薬剤シーズとなる可能性が見いだされた。
 2021. 7. 9 「ベリー位相が、超伝導を引き起こしている」という理論は、検証されれば、ノーベル賞級の成果に思える。
 2021. 6.17 東都水産に対するマルハニチロの株主提案が否決された。/上場リートに対する日本初の敵対的TOBは失敗した。
 2021. 6. 1 名大 et al.の研究により、IPF に特徴的な“線維芽細胞巣”の形成に重要な分子「meflin」が同定された。
 2021. 5.26 実用材料(有機ELの発光材料)の励起状態を、量子コンピューター実機を用いて計算することに、日本企業が世界で初めて成功した。
 2021. 5.25 任意の量子多体系に関して、強い凸性を一般的に証明することで、ハミルトニアン学習のサンプル複雑性問題が、一般的に解決された。
 2021. 4.18 以下は誤解:ミューオンのg因子が2でないらしいことを理由に、物理学者が、「無矛盾な理論=標準模型」の破綻を心配している。
 2021. 4.16 原告企業の社内弁護士が、被告の代理人を務める法律事務所に移籍。最高裁で、法的には問題なしと判示されたが、倫理的には明らかに問題がある。
 2020.12.17 大阪ガスのように、全データを全社員が等しくアクセスできる環境(データの民主化)を地方銀行が達成できれば、銀行の事業効率は大幅に改善する。
 2020.12.15 ソニーが、現場のニーズを拾い上げるスタイルで医療分野の新規事業開発に乗り出した。事業創出法としてはセオリーだが、医療分野では実行が難しかった。
 2020.12. 9 関西みらいFGが今後入社する新卒社員全員を、外部企業に出向させることを発表した。提案している通りの決定であり、今後地銀Gで増えることが予想される。
 2020.12. 4 原丈人氏は、相変わらず、排出権取引制度に反対なのだろうか。
 2020.11.13 STT-MRAM搭載の噂があったPS5。将来、クラウド化でPS6が発売されなければ、MRAMやReRAM活躍の場が益々減りそう?
 2020.10.24 ABGのやっていることはビルドアップあるいはロールアップと呼ばれる、投資ファンドではオーソドックスなアプローチ。残念ながら、日本勢で仕掛けるファンドはない。
 2020.10.23 GPIFの試算通り、環境規制強化が日本企業の価値増大に繋がれば喜ばしい。しかし、もしそうならば、欧州メーカーに航続距離/価格比で負ける商品を市場投入するのはなぜだろうか。
 2020.10. 9 明治安田生命が30年度までにIFRS14を導入するらしい。上場生保も導入すれば、エンベディッドバリューと株価のかい離が縮小するだろうか?
 2020.10. 3 9月18日に米国式パターン文言をリリースしたDCMと島忠の弁護士は、反省すべきか?
 2020. 9.15 GMがニコラ株式約11%を取得した案件に(プロ)サンドバッキング条項は付されているのだろうか?
 2020. 9. 2 ADワークスが導入したナスダック連動ストックオプションは本末転倒だがアイデアは面白い。ダウンアンドインコールで評価可能か。

 

 

notre mission

MerchantBank Consultingとは

マーチャントバンクMerchant Bankは、新しい産業を興し、育てた、ベンチャーキャピタルVCと投資銀行を合わせたような存在でした。
マーチャントバンクが提供していたインテレクチャル・サービスを通して、価値の創造を支援することが、当社のミッションです。
 

 

Ma devise est "Caramélisé".

 あれは、笑わない役だから。
 第1層をそのようにラベル付けして
 役作りをしたというのは興味深い。

profil

 ❚ La méchante dame réincarnée chuchotera-t-elle ? ❚ 
                                             転生悪役令嬢は、呟きを一部移しますわ(期待されてるほど毒舌ではないのですわ)。
 
💬 今年(2026年)のノーベル賞受賞者の発表は、10月5日から順次始まる。自然科学3分野のノーベル賞を受賞しても最近の日本では、「日本は”基礎科学”力が低下している」、「(近年の)ノーベル賞受賞は、”基礎科学”力が高かった頃の遺産に過ぎない」といった自虐評価が目立つ。この自虐評価を支えている定量指標は、被引用数が上位10%あるいは上位1%に相当する学術論文の割合(以下、「上位割合」と呼称)である。故に、自虐評価の妥当性を検証するには、それらの割合を検証すれば事足りる(つまり、上位割合が、基礎科学力を測定可能か否かは論点にならない)。先走って、結論を雑に言うと、先の評価は半分正しく、半分は正しくない。
 文部科学省科学技術・学術政策研究所は、科学研究のベンチマーキングという報告書を定期的に公表している(2010年~)。最新版は、25年8月8日に公表された「科学研究のベンチマーキング2025」である。当該報告書の参考資料1は、「主要国の論文数、Top10%(1%)補正論文数に関する基礎データ」である。学術分野は、以下の8分野にまとめられている:化学、材料、物理学、計算機・数学、工学、環境・地球科学、臨床医学、基礎・生命科学。なお、データは、1981年から2023年まで、43年間に及ぶ。検証するために、以下を行う:㊀全世界を分母、日本を分子にして、上位割合を計算する。㊁8分野における㊀データを、それぞれの平均値で割って正規化する(これは、8分野間の比較を公平に行うための処理なので、各々のトレンドを個別に議論するだけなら不要)。㊂8分野における㊁データに対して線形回帰を実施し、回帰係数を算出する。43年間にわたる長期トレンドは、線形回帰係数で、十分に把握できるであろう。自虐評価のロジックに従うと、回帰係数マイナス=”基礎科学”力が長期的に低下。回帰係数がプラス=”基礎科学”力が長期的に向上、ということになる。
 結果は以下の通り‖⓵10%及び1%ともに、回帰係数がマイナス={化学、材料、計算機・数学、工学}、⓶10%及び1%ともに、回帰係数がプラス={物理学、環境・地球科学、臨床医学}、⓷プラスとマイナス混在={基礎・生命科学}である(ちなみに1%論文は、プラス)。従って、先の自虐評価の解釈はシンプルであろう。(1)経済へのインパクトが大きい”応用科学”={化学、材料、工学}で研究開発力の低下が顕著に見られる。故に、問題視されている。(2)基礎科学={物理学、環境・地球科学}では、むしろ科学力は向上している。臨床医学でも同様のことが言える。
 物理学において”基礎科学力”が落ちていないのであれば、リアルな意味で(=社会あるいは経済に対して実際のインパクトを与えるという意味で)、そこまで心配する必要はないだろう。正確には、この結論の妥当性を評価するには『上位割合が、基礎科学力を測定可能か否か』の議論を要する。他に適当な定量指標がないのであれば、上位割合を指標にするしかない。この指標が長期的に向上していればリアルな意味でも、そこまで心配する必要はないと考えることに、一定の合理性があるだろう。そして、今年(2026年)は難しいかもしれないが、ノーベル物理学賞は、今後も続くと思っている(それをもって、答え合わせができるだろう)。物性は強いし、宇宙物理も強い。素粒子物理も強い。ただし物理においても、懸念はある。例えば米国では、AIで物理の進歩を加速するをミッションとする「Physical Superintelligence」を立ち上げている。このような流れについていけなければ、ロボティクスのように「昔は・・・だったのに」となる可能性は、皆無ではないだろう。
 ついでに言うと、上位割合で計測する限りにおいて、応用科学の科学力は落ちて、基礎科学の科学力は上がっている。これは、「実用研究を行うことを(産業界あるいは国から?)迫られたため、大学の研究力は低下した」というステレオタイプな批判にも疑問を生じさせる。例えば、工学は「(産業界からの)ニーズありき」で研究をしている。世の中の役に立つことが研究のモチベーションであり、純粋な学問的興味で研究を行わない(それは、理学でやってくれと言われる)。そんな工学で落ちているのだから、先のステレオタイプな批判は、的外れと言って良いだろう。
 (出典)文部科学省科学技術・学術政策研究所、「科学研究のベンチマーキング2025」を基に、当社が加工・作成

💬 3次元非圧縮性ナヴィエ・ストークス方程式には、外力を巧妙に工夫すれば、有限時間で爆発(blow-up)に至るモードが存在することをオープンAIが証明したと主張(https://cdn.openai.com/pdf/32d9f210-8b73-45e0-91bc-82a30aef8a9a/navier-stokes.pdf)。26年9月8日の公開から2日間で、3,706回閲覧されている(alphaxiv調べ。+1週間で9,750回閲覧に。さらに+1週間で10,650回閲覧。完全にサチュった)。なお、"非圧縮性"は、(問題を解く易くするための)特殊な設定ではなく、ミレニアム問題のレギュレーション通りである。非圧縮性流体=液体、圧縮性流体=気体という理解でよい。
0⃣ 問題のステートメント
 クレイ数学研究所によると、正確には下記❶~➍の4つが存在する(https://www.claymath.org/wp-content/uploads/2022/06/navierstokes.pdf)。今回オープンAIが証明したと主張しているのは、❸と➍。❸と➍は、1つでも反例を上げれば良いので、数学的には楽。賞金の対象は、❶~➍のどれでも(1つで)良い。もっとも、オープンAIは、賞金は辞退すると言っている。なお、当該ミレニアム問題の本命は❶及び❷であると目されている。
❶3次元の全空間ℝ3におけるナヴィエ・ストークス(NS)解の存在と滑らかさ
 以下の条件を満たした上で、{運動方程式、連続の式}を満たし、{速度の初期条件=ゼロ、運動エネルギーが一様有界}を満した、滑らか(C∞級)な圧力と速度が、NS解として存在する。
〖条件〗 正の粘性。初期速度(ベクトル場)は、「空間方向の急速減少条件†1を満たし、任意の滑らかで発散ゼロのベクトル場(閉鎖系かつ非圧縮性を表象)」である。外力は恒等的にゼロ。
❷3次元トーラス=ℝ3/ℤ3におけるNS解の存在と滑らかさ
 以下の条件を満たした上で、{運動方程式、連続の式}を満たし、{速度の初期条件=ゼロ、速度が周期条件}を満した、滑らかな圧力と速度が、NS解として存在する。
〖条件〗 正の粘性。初期速度は、「周期条件を満たし、任意の滑らかで発散ゼロのベクトル場」である。外力は恒等的にゼロ。
❸ℝ3におけるNS解の破綻
 以下の条件を満たした上で、{運動方程式、連続の式}を満たし、{速度の初期条件=ゼロ、運動エネルギーが一様有界}を満した、滑らかな圧力と速度が、NS解として存在しない場合がある。
〖条件〗 正の粘性。初期速度は、「空間方向の急速減少条件を満たし、任意の滑らかで発散ゼロのベクトル場」である。外力は滑らかな関数で、「空間方向と時間方向の双方で」急速減少条件を満たす。
➍3次元トーラスにおけるNS解の破綻
 以下の条件を満たした上で、{運動方程式、連続の式}を満たし、{速度の初期条件=ゼロ、速度が周期条件}を満した、滑らかな圧力と速度が、NS解として存在しない場合がある。
〖条件〗 正の粘性。初期速度は、「周期条件を満たし、任意の滑らかで発散ゼロのベクトル場」である。外力は滑らかな関数で、空間方向に周期条件、時間方向に急速減少条件を満たす。
 初見ではピンとこないかもしれないが、❶❷と❸➍は、天と地ほどの差がある。❸➍は実のところ、物理的に許されるなら、どんなにズっちい作為的な設定でも許す、というスーパー緩々条件である。しかも、1つでいいから反例(そもそも反例は、1つで十分ですけど・・・)を見つけるだけで良いと言っている。これだけの大盤振る舞いをしても、NS方程式は(ブレイズ・ルミナスとフレイアを装備した「天空要塞ダモクレス」くらい)、難攻不落だと思われていた。
※ なお、クレイ数学研究所による公式文書(https://www.claymath.org/wp-content/uploads/2022/06/navierstokes.pdf)では、A(これが❶)、B(同❷)、C(同❸)、D(同➍)となっている。また同公式文書には、❶~➍は「オイラー方程式の場合にも、未解決かつ極めて重要である」ことが付記されている。👉 米UCバークレー及びCaltechの研究者は、外力なしオイラー方程式がℝ3上で(臨界自己相似スケーリング指数λ=0.5において)、自己相似な有限時間爆発を起こすことを初めて実証した、と主張する論文をarXivにて26年9月9日公開(https://arxiv.org/pdf/2609.10867)。ただし、完全解決は未だ。☛こちらを参照。
†1 空間方向であれば空間座標をxとして、|x|→∞とした場合に、あらゆる多項式のオーダーよりも速くゼロに収束することを意味する。
1⃣ 爆発
 ここで言う爆発とは、数学的に言えば、特異点が発生するという意味である。それを物理的描像に戻すとどうなるかというと、物理的描像はないということになる。いやいや、そんなことはないじゃん・・・結局どうなるかというと、ナヴィエ・ストークス(NS)方程式では記述できないよ、という主張になる。NS方程式の枠組みから出発したにもかかわらず、NS方程式では記述できない物理系に有限時間で到達することが可能、という結果である。解集合が閉じてない、ということですね。
2⃣ 大方の予想では・・・
 ❸と➍は肯定的に証明されるであろう、という予想が多かった。つまり、巧妙に外力を設計すれば、外力を滑らかに留めながら、NS方程式を爆発させることは可能と考えられていたようである。それは(†5とは、やや矛盾するが・・・)、NS方程式の遠戚(IMP方程式←†4)で、有限時間爆発が可能であることがD.CordobaとL.Martinez-Zoroaによって証明されていたからである(時間軸で言うと、2023年や2025年の成果†2である)。❶と❷も、肯定的に証明されるであろうと予想されている(らしい)。これが、否定的に証明されたら、天と地がひっくり返る。
 なお、外力が大暴れして爆発に至るというルートは禁止されている†3。それは、「バルス」と唱えて滅んでも「それって当たり前じゃん!」となるからである。あくまで通常魔法の詠唱で破滅に至る道を探ることに意味がある。物理的描像は、あくまで滑らかな外力が粘性の妨害をかいくぐって、有限時間で爆発に誘導する、というものである。
†2 Diego Cordoba & Luis Martinez-Zoroa、Finite time singularities of smooth solutions for the 2D incompressible porous media (IPM) equation with a smooth source、https://arxiv.org/pdf/2410.22920(2025年2月14日)
†3 外力が何でも良ければ、有限時間爆発解の設計は、定常解を設計するくらいに簡単である。そして非常に面白いことに、定常解の設計であれば、粘性散逸項があるため、オイラー方程式よりNS方程式の方が簡単である。
3⃣ 争いについて
 メディアは対立が好きなので案の定、対立図式を導入している。他の研究者が自分たちの研究成果をオープンAIが盗んだのではないかと抗議していると報道されている。オープンAIのサイト(https://openai.com/index/navier-stokes-solution/)にあげられた記事には、以下の記述がある:
㈠ 「プロジェクト全体とLeanによる検証を完了させた後(9月6日)、私たちは彼ら(=(米ハーバード大学→)アンソロピックのLevent Alpögeとニューヨーク大学数学教授であるTristan Buckmaster)もNS方程式の解法を見出したのだと考え、共同発表という形で彼らの先取権を認めつつ、私たちの成果を同時に公開することを提案しました」。
㈡ 「その際、彼らが解決したのは、外力ありオイラー方程式に関する問題であったことが判明しました」。
㈢ 「一連の対話の中で、私たちは自分たちが使用したすべてのプロンプトを彼らに開示し、後には証明内容も共有しました」。
 少なくとも、㈢が事実なら、オープンAIは「YE Not Guilty」ではないか、と思うが、どうだろう。ちなみに、彼らは「外力ありオイラー方程式で有限時間爆発」を示した。オープンAIは、より難しい「外力なしオイラー方程式で有限時間爆発」を示した上で、もう一つ階段を上がった「外力ありNS方程式で有限時間爆発」を示した。ラスボスが「外力なしNS方程式で有限時間爆発」を示すこと。これは、❶あるいは❷を否定的に証明することを意味する。
4⃣ 証明に至るまでのアウトライン 
⓪ (外力あり)オイラー方程式で、有限時間爆発を実現するには、特殊な流れ構造を導入する必要があることは、わかっていた(D.CordobaとL.Martinez-Zoroaによって示されている†4)。これは極めて大きなブレークスルー。
① NS方程式で有限時間爆発を実現するにも、特殊な流れ構造を導入する必要があることは、推測できる†5ーミレニアム問題のレギュレーションでは、物理的並びに数学的に違反していなければ、どれほど作為的な設定でも問題なかった†6。
② 流れの一部†7に爆発を起こす、タネを仕込んだ「特殊な流れ構造」に、局所的な高周波摂動を与えてタネを育成しつつ、外力が滑らかに留まるように逐次補正で制御しなければならない。この”高周波”摂動の制御を、2階微分項である粘性散逸項を含むNS方程式に対して実行するのは、相当難しい。
③ 良い感じに「局所的な高周波摂動」を制御することは、数学的には、無限次元の偏微分方程式の逐次的な求解によって実行される。
④ AIは自律的に、「特殊な流れ構造を設計」し、「高周波摂動によって生じる高次の残差が打ち消されるように、偏微分方程式を解いた」。
⑤ 設計した流れ構造の解が、NS方程式の解であり†8、物理的な制約(外力は滑らかなまま、運動エネルギーが一様有界)を満たしていることを命題の形に落とし込んで、形式化し(てLeanで証明し)たーここは今後、数学コミュニティによって検証される†9。
†4 2人が示したのは、IPM方程式(多孔質体内の非圧縮性流れに対する方程式)に対して。かつ、外力は滑らかではなく粗い(rough)。彼らの仕事を、粘性項がない非圧縮性オイラー方程式に拡張出来ると信じることは、それほど難しくない。流れの物理を支配する方程式の数学的構造が似通っているから。
†5 ただし、IPM方程式に対して通用した手法がオイラー方程式を越えて、NS方程式にまで拡張できると見通すことは難しい。
†6 なお、「今回使われた流れ構造及び、それに高周波摂動を与える」というセットアップを実現することは、間違いなく不可能。言い換えると、今回使われたセットアップで、現実の流体系において、特異点を発生させることはできない。
†7 カファレリ=コーン=ニレンバーグの部分正則性定理は、”弱解”に対して、以下を定める:特異点が存在しても、その特異点の集合は時空間内で、パラボリック・ハウスドルフ測度がゼロとなる。今回は弱解ではないので、厳密には当てはまらないのだろうが、何れにしても、流れ全体が爆発することはない。
†8 従って細かく言うと、NS方程式の解を爆発させたのではなく、爆発解の中で、NS方程式を満たす解を探索した。
†9 雑に言うと、今回のセットアップは以下のような構造になっている:高周波摂動を与える層が、無限個配置される。高周波摂動は爆発解のタネを成長させる(正確には粘性の妨害を妨げる)。摂動の副作用で”残差”が生じる。その残差は層を重ねるごとに高次になっていく。そして、それが無限個続く。ところがドッコイ、その高次残差は抑え込まれ、最終的には0に収束する。そんなご都合主義が許されるのか!と思うだろうが、「高次摂動×無限個から出る残差をゼロに抑え込む」は、驚くべきことに数学的には、"確立された手法"である。奇策でもないし、もちろんオープンAIのアイデアでも何でもない。
 ただし、その手続きは、当然ながら”繊細”であり、繊細に実行されているかは確認が必要となる。数学コミュニティが確認する重要な箇所は、間違いなく、そこである(はず)。
※※ オープンAIは{特殊な流れ構造、特殊な外力}を設定した上で有限時間爆発解を構成した。このセットアップにおいて仮に、外力が実解析的であるなら、有限時間爆発解は存在しないことを証明した、と主張する論文が26年9月17日に公開@arXivされた(https://arxiv.org/pdf/2609.20803)。”至るところ実解析的ではない無限回微分可能な関数”は、それほどエキゾチックな関数ではない。なお、この論文を引き合いに出して、オープンAIの成果にケチをつけているメディアが存在するがレギュレーションに違反していない以上、それはイチャもんに過ぎない。
5⃣ AIが世紀の数学的難問を解いたのか?
㈠ ❶❷と❸➍に、天と地ほどの差があったとしてもミレニアム問題なんだから、数学コミュニティによる検証がこれからではあるものの、対象が世紀の数学的難問であることに議論の余地はないだろう。それでは、AIが解いたという主張は、どうだろう。AIは、⓪を認識した上で①を想起し(実際にはヒトが誘導した?)、④と⑤を実行した(ようである)。仮に、「4色問題🎨と同じ」であれば、AIが解いたとは言わないだろう。4色問題のケースは、完全に力業のパートを、コンピューターに担当させただけだから。今回は、一部力業だが、一部はクリエイティブであるように思われる。
 それでも、AIが解いたと主張するのは、ちょっと違う気がする。D.CordobaとL.Martinez-Zoroaがやった仕事を、AIが独自に実行したのであれば、「AIが解いた」と主張して良いと思う。そうなった場合に初めて、数学者や数理物理学者は、失業の心配をする必要があるのかもしれない(実際は、検証作業が必要だから、失業はしないと思う)。ちなみに、D.CordobaとL.Martinez-ZoroaはAIは使わないらしい。
🎨 4色塗分けコストを、O(n2)からO(nlog(n))に改善したとする論文(https://arxiv.org/pdf/2603.24880)がarXivにて公開されたのは26年3月(=ver1、ver2は5月)。日本人が大きく貢献している。4色問題は、まだ続いている! 
㈡ 4⃣の構成を見ればわかるように、D.CordobaとL.Martinez-Zoroaの仕事をベースとする今回のアプローチでは、❶❷を攻略することは、おそらく不可能である。全く新しいアプローチが必要になる。
㈢ ちなみに⑤における形式化は、それ自体で偉業だと思う。数学が、別次元に移行する一歩となるかもしれない。ちなみにアンソロピックは、クロードが”わずか11日で”フェルマーの最終定理を形式化し(Leanで証明し)た、と発表している(26年9月4日、https://www.anthropic.com/research/formalizing-fermats-last-theorem)
6⃣ 余談・雑談 
㈠ 数学コミュニティは、本当にオープンAIが「外力なしオイラー方程式の有限時間爆発解」を準備できたのかを疑っている。外力なしはNS方程式は言うまでもなく、オイラー方程式でも有限時間爆発解を導出するのは極めて困難(👉米UCバークレー及びCaltechの研究者も、外力なしオイラー方程式がℝ3上で有限時間爆発を起こすことを示した、と主張する論文をarXivにて26年9月9日公開(https://arxiv.org/pdf/2609.10867)しているが、未完成。なお、アプローチ他諸々、オープンAIとは異なる。☛こちらを参照)。さて、どうなるか。
㈡ 今回の計算コストは、数百万ドルらしい(https://www.quantamagazine.org/ai-has-solved-one-of-maths-1-million-millennium-prize-problems-20260908/)。従って、仮に賞金をもらったとしても、割には合わない。
㈢ 今回の話題を対象にして、現在提供されている対話型AIと会話をすると、「物理的センスがない」答えを返してくる。最近の対話型AIは技術の進歩でハルシネーション少な目になっていると目されているが、道半ばという感じ。(オープンAIで言うとAtlasの次である)超強力AIだと、そんなことはないのだろうか。
㈣ 解けばいずれもフィールズ賞受賞間違いなしと言われているミレニアム問題。数学コミュニティのお墨付きを得たとしても、今回の件は、フィールズ賞メダルを受け取れないないだろう(AIに受賞資格ないでしょう?)。ポアンカレ予想(の解決)に続いてメダルを渡せないとは、不思議ですね。
㈤ 日本には、「爆発の父」と呼ばれる数学者がいるらしい。日本数学会がピシっと解説記事でも出してくれれば。
㈥ 26年9月11日、フィールズ賞受賞者25人が連名で、オープンAIを非難する声明を出した(https://terrytao.wordpress.com/2026/09/11/a-severe-misalignment-of-ai-in-mathematics/)。問題として上げられているのは、以下と考えられる:
㊀ 数学における最も貴重な資源は、学生とアイデアである。数学者は「学生とアイデア」を細心の注意を払って育んでいる。AI企業が数学の問題をベンチマークとして解くことは、このシステムを壊す。
㊁ 数学の真の目的は(数学的対象に対する)、「概念的な理解」や「洞察」を得ることであり、問題解決は手段に過ぎない。AI企業が数学の問題をベンチマークとして解くことは、手段が本来の目的を阻害することにつながる。
㊂ AI企業が数学の問題をベンチマークとして解くことは、「誰の功績か」という帰属の問題や、盗用に関する深刻な懸念を生じさせる。
㈦ ㈥と同じ26年9月11日、クレイ数学研究所は(少なくとも表面上は、)オープンAIの成果を称えたように思わせる声明を発表している(https://www.claymath.org/news/navier-stokes-announcement/)。
㈧ 26年のフィールズ賞受賞者ジェイコブ・ツィマーマンは、オープンAIに入社している。安全性の研究を行っているらしい。
㈨ オープンAIは、「数学とAI」に関するアドバイザリー・グループを発足させた(26年9月21日発表)。エド・ウィッテンがメンバーに入っている。
💬 ignis scientiae、illumina mundum
 カッコイイ。米Physical Superintelligenceが2026年9月1日(シード資金としてUS$58mil(!)を獲得し)正式ローンチした。SBエナジーが参加している(のは流石といったところか)。物理学の重要性が、脳髄で分かっている感じが素晴らしい。米国社会は識別能力が高いし、行動も速いし、潤沢な資金もスグに集まる。そもそも、日本では「技術が世界を変える」ことにすら疑念を抱く文系ちゃんが幅を利かせる社会である。技術の根幹は、物理学である。それに同意しないor同意できないヒトは、「単に(物理学をはじめとする諸々の科学的)知識がないだけ」だが、それ自体を理解できない。とにかく、物理のドクターを増やしましょう(そのためには、出口を増やして心理的安全性を高める必要がありますが、AIへのニーズが出口を自然と確保してくれる)。他分野は増やさなくてよいので。学問の平等とか、社会人文系も必要ですとか、もうそんなのいいですから。日本全体が沈めば、いずれにせよ(全ての学問分野で)研究費は削られますからね。
 閑話休題・・・Physical Superintelligenceのミッション(https://www.psi.inc/vision/)はAIを援用して、物理学の進歩を加速させること。既に(=プレリミナリーに)「物理学発見においてスケーリング則が示される」ことを確認している、と主張。恐ろしい話である。AI使いこなし能力が最終的に効くのは、ココ(AI4Science、AI4Physics)ですから。フィジカルAIではないです。
💬 日本の勝ち筋というテーマで言うと、省エネ技術に加えて、安心・安全、測定(センサーというハードウェア)+制御(というソフトウェア)、があげられる。はっきり言って、この3つで十分。(17)分野とかではなく(表の活動としては否定しないが)、不可視な・支える裏方技術。安心・安全は、漠としているから特に良い。漠としているから(競争戦略の文脈における)モートとなり得る。また、仮に技術的に優れているとしても、「中国の安心・安全技術」を使いたい国や企業が、どれほどあるだろうか(勝ち筋を考える場合、中国を如何に抑え込めるかという視点は、極めて重要)。省エネ含めて、安心・安全&測定+制御を、フィジカルAIに上手く絡ませていくのが、日本の勝ち筋だろう。
💬 帝人の業績がV字回復するか否かは、デュアルユースにどこまで踏み込めるか?にかかっているといっても過言ではないだろう。楽天×ヘルシングに驚きを感じるようなナイーブな時代は過ぎた。